チョコレートのお店を開くまでにやること

今回の記事では、私や生徒さんたちが実際に行った
ケーキ屋さん、チョコレート屋さんのお店を開くまでのステップ＆タスクを紹介していこうと思います。
ネットショップ開設にも役に立つ情報もありますのでぜひ、ご覧ください^_−☆

まずは物件探し！

ここだ！！と思う物件探しには
1年以上かかるといろいろな方からお話伺います。
予算と合わなかったり、思っていた場所と少しずれていたりと
何かしら妥協をして決めてしまうかたが多いそうです💦

そして、別の方にお話を聞くと不動屋さんに行って
希望の条件を伝えておいて待つのがベストらしいです。
良い物件は知り合いを通じてすぐに決まってしまうらしく
良い物件は不動屋さんにはない！と断言されていました。。。

私は、東京都墨田区に”ショコラティエ川路”というチョコレート専門店を
2017年にオープンしたのですが、
私自身、実はお店を開こうと思っていたわけではなく
チョコレート教室運営のために通っていた経営塾で知り合った女性社長様から
忘れもしない2016年10月4日神田駅にある喫茶店で
「実家のビルをマンションに立て直すらしいんだけど、
その1階にかわじーお店出す？」
というお話をいただいて、その場で「出します。」と返事をして
2017年5月1日にお店のオープンすることになりました。

(写真は店舗の工事風景)

私はこんな感じでしたが、生徒さんはご実家の空いている場所だったり
不動産屋さんに行って居抜きを借りたりしたそうです。

物件探しはもうご縁を待つのが一番です。

ちなみに参考までに、家賃ですが、
私は4坪の店舗でバックヤードがつき家賃12万円。
埼玉県川口市の生徒さんの物件は家賃5万円。
など、場所によって様々ですね。

お金はどのくらい必要なのか？

これもかなり不安になるお話ですよね。
いったいいくら貯金したらお店は出せるのか？
このあとにお話しします銀行融資なども含めて私や生徒さんの実際の金額をお話ししますね。

開業資金：開業するまでに必要なお金
運転資金：お店をオープンして必要なお金

ちなみに、私は100万円くらいしか貯金がないのに
お店をオープンさせました。
生徒さんはしっかり貯金されていて、本当にすごい。

開業までには、店舗の保証金など6ヶ月が普通です
その他、工事費、材料費、備品購入などなど
生徒さんも言っていましたが、どんどんお金がいなくなります。

私はお店をオープンさせるために
国の融資システム政策金融公庫や銀行融資を利用しました。
墨田区は創業支援がとても充実しているので
低い金利で融資を援助してくれました。

各地域にも支援システムはあると思うので、
まずは、お訪ねてみること大事です！

政策金融公庫の相談窓口はとても親切にお話し聞いてくれるので
「お店を出したいと思っているのですが、どんな準備をしたらいいですか？」
という相談をしてもいいと思いますよ。
そうすると、実際のやるべきことが見えてきて
何をしなければいけないのか、どうしたらいいのかなど
見えてくると思います。

無料の相談窓口を大活用した方がいい！

お店を開きたい。だけど今まで主婦で、会社員で何をしたらいいのか
どうやったらお店にお客さんが来るのかわからない。不安。という方は、
国や地域の無料相談員に相談するのがベスト！！！

生徒さんたちにも言っていますが、
お店を開くということは
”経営者”になるということです。
”会社の社長になる”の方がイメージつきやすいでしょうか。
ですので、何をどうしたらいいのか。
という相談をまとめて”経営相談”という括りになります。

お店を開くまでに何をしたらいいのか、
経営の相談をたくさん受けてきた相談員のかたたちが
無料で相談に乗ってくれます。

”住んでいる地域(お店を出す地域)　商工会議所　経営相談”
などで検索すると最寄りの相談場所が出てくると思います。
私は、商工会議所ではなく区役所が設置している相談窓口でしたが
商工会議所でも開催しています。

墨田区で開業予定の方はこちら超超超オススメです！
すみだビジネスサポートセンター

お店をオープンする前も、してからも相談できる相手がいるということは
本当に大事です！！！！
経営者は孤独だと、全ての経営者はおっしゃいます。
全て自分で決定して、進めていくからです。
その時に、自分の考えていることが大きくずれていないのか
第三者の目で見てくれる場所を確保しておくこと。大切です。

そして、相談に行くとまず”創業計画書”を書くように言われると思いますので、
私の当時の創業計画書をこちらに公開しておきますので、
参考にしてみてください。

＜相談員の方との最も良い相談方法＞

まず、一番ダメな相談方法は
”何をしたらいいですか？”と聞くこと。

お店はあなたのお店なので、
決めるのは全て経営者であるあなたです。

自分自身で調べ、結論を出し、その上で
「こう思っているのですが、〇〇さん(相談員さん)はどう思います？」
という質問が一番良いアドバイスがもらえる相談の仕方です。

結論は、稚拙なものでも構いません。
自分で考えて答えを出すことがとても重要です。

例えば、算数の宿題をして
先生と答え合わせをする。
答えが間違っていたら、なぜ間違っていたのか
途中式があるからどこが間違っていたかわかり
発展的な話ができます。

宿題をせずに行って、
その計算の答えだけ教えてもらっても
解き方がわからなければ、
身に付かず、違う問題が出た時に解くことはできません。

最初から完璧な人はいません。
失敗しなければ完璧な人には一生なれません。
時間は有限です、たくさん間違って効率的に良いアドバイスをもらいましょう！

まず最初のやることリスト！

お店をオープンすると決めて、
まず最初に皆さんがやるのが、
何味にしよう。いくらで販売しよう。試作をしなければ。
などなどの商品を何にするか考えます。

これは、最後でいいです！！！
(何屋さんかは決めてくださいね。)

まず、最初のタスクはこちら！！

それぞれ、詳しくお話しした記事がありますので、
そのページで詳しくお話しておりますので、ご覧くださいませ。

まずは方向を決めてしまわないと、
商品を考えていても結局違うものになってしまいます。
成功する人の思考は
“逆算思考”ですゴールからの逆算を意識して行動していきます。

オープン３ヶ月前にすること

オープン3ヶ月前にすることはリストはこちら
各業者へのアポイントをとり始めます！

もっと早くから始められそうなものもあると思われるかもですが、
実際、私も生徒さんもこのあたりでやっと前のタスクが完成したり
イメージが固まってきたりで、この作業をスタートすることができました。
もちろん、３ヶ月前に始められることができるのなら始めてもOKです！

オープン１ヶ月前

菓子製造業許可証が発行されたら
お店の商品を作りだめしていきましょう！
作る量は3ヶ月分くらいです。

オープンから3ヶ月は
ご祝儀月間と言って売上がとてもいいです。

チョコレート屋さんは、
このオープン1ヶ月の売上が
翌年のバレンタイン売り上げくらいですので、
データをキチンと残しておくことをお勧めします。

お店の商品の値段はどうやって決めたらいい？
の記事でもお話ししていますが、
1ヶ月分の製造量を計算して、
その3ヶ月分がオープン1ヶ月で売り上げます。

生徒さんのお店ではオープン初日で
1ヶ月の目標金額を達成しました。

せっかく来店されたお客様に行き届くよう
３ヶ月分の在庫を持つことをお勧めします。

オープン2週間前

全ての製造を終了します。
目標の製造数に達成できていなくても、
ここで製造は終了した方がいいです。

残っているタスクや、
お客さんが来店されて購入するシュミレーションをして
足りないものやあったら良いものなどの確認をしてください。

完璧！と思えても絶対に足りないものってポロポロ出てきます。。。
気づいてしまったタスクや終了していないタスクを
優先順位を間違えないように、
こなしていきます。

商品が少なくて完売してしまったらと言う不安もあるかもですが、
完売したらしたで、人気の商品なんだと口コミがおきますので
逆手にとって宣伝していけば大丈夫です！

オープン！！！

私はオープン前の3日間は全く寝れませんでした。
この記事で書いていることは、
私がやっとけばよかった。

もしも、私がもう一度お店を
オープンするならこうするのに！！
と思っていることを書いています。

前日は、よく寝てください。
眠れなくてもお布団で横になってください。
怒涛の1ヶ月が始まります！！

オープン当日には、
お祝いのお花が届くと思います。
落ち着いたらで良いのでお礼のお手紙やお返しをするのを忘れずに。

オープンの風景はたくさん写真をとってSNSにアップしていきましょう！！

ここまでご覧くださりありがとうございました。
お店をオープンしたらぜひ教えてくださいね♪