お店の商品を決めよう！

今回の記事では、
店舗の商品を決める時のポイントをお話ししていきます。
チョコレート店ではなくとも
ネットショップやお茶会のイベントの商品を決めるなどの
ポイントは同じになりますので、
ぜひ、参考にお読みください＾＾

商品を何種類作ったらいいの？

こちらの質問は生徒さんからよく聞かれます。
私はいつもこのお話をしています。

”松竹梅の法則”
松竹梅の法則は、行動経済学では「極端の回避性」と呼ばれています。
値段が3種類あると、人は真ん中を選んでしまう傾向が強いです。
それは人間心理の「成功の喜びよりも失敗の悲しみの方が大きい」
というもの作用しています。
「高い商品を買って、失敗したくないというリスク思考」
でも「安いものだと満足感得られないかもという不安」
から、無難な真ん中を選んでしまうという心理です。

ですので、3種類の商品を用意するのがオススメです。
例えば
2粒入り・6粒入り・10粒入りを用意すると良いということ。
だから、10種類のチョコレートを用意しておくといいですよね。
つまり、”商品を何種類作ったらいいの？”の答えは
用意する箱の1番大きな箱の粒数を用意するといいです。

このように考えて決めていきます。
お店のオーナーになるわけですから、
何を決めるのにも「なんとなく」とか「このくらいでいいかな？」「他のお店はこのくらいだからうちもこのくらいかな？」で決めてはいけません！！
成功者の思考は「逆算思考」
ゴールからの逆算です。

お店の商品テーマ(看板商品)を決めよう！

お店のコンセプトを決めましょう！
という記事を以前書きましたが、
そちらの記事はこちらから
お店のコンセプトの決め方

コンセプトとアイディアは違うというお話ししました。
ここではアイディアを膨らませていきましょう！

私のお店は
“忘れられない手土産”
プレゼントされたら忘れられないチョコレート
記憶に残るチョコレート
というコンセプトを設定し、

アイディアとして、
和風チョコレートを作ることを決めました。
そして看板商品として、
和柄のデザインと和素材を使用したチョコレートを開発しました。

他のチョコレート屋さんとの差別化をするために
お店の商品テーマを作りそれに沿った商品を
3〜5種類作っていきましょう。

商品テーマを設定していると看板商品にもなりますので、
他のチョコレート屋さんとの差別化ができ、
メディアの取材などでも取り上げられやすくなります。

オーソドックスな商品を用意しましょう！

お店の商品を決める時に、
奇抜な商品だけをおくのはやめましょう。

奇抜な商品と聞くと、私の思っている商品は奇抜ではないから大丈夫と思っているかもしれませんが、
お客様にとっては奇抜なものになっていることが多いです。

お店を出そうという時にはすでに素人ではなくプロです。
すでに色々なお店を見てきていると思うので
だんだん普通の感覚を忘れてしまうことがありますのでご注意くださいね。

和風チョコレートをお店では出していますが、
お店の商品で箱詰めをお願いされる時
他のお店にはない、甘酒や味噌などを選んだ後
はちみつ・バニラ ・ミルク・ビター55％・抹茶・キャラメルなど
皆さん味が想像できるものを選ばれます。

箱の割合でいうと80％がオーソドックス
20％が珍しいものという感じです。

ですので、お客様が想像できるもの
はずれがないものを用意しておくことが大事です。
柚子やほうじ茶は普通だと思っていましたが
お客様にとっては珍しいもののようですよ。

最後にお伝えしたいこと

店舗を出店したい。ネットショップを立ち上げたい。
そう決意したということは、
お菓子作りが大好き！スイーツで大切な人を幸せにしたい。
いろいろな思いを持って行動しているはずです。

今回の記事は、私や生徒さんがお店を出店する時、
チョコレート会を開催する時に生徒さんにお話ししていることです。

そして、最後に必ずお話しすることは、
”自分が美味しい！と思うものを出して、そしてどれだけ好きなのか語ってください”

自分が美味しいと思うから、自信を持ってオススメできます。
誤解を恐れずに言うならば、
美味しいと思ってくれるお客様に届けば問題なし！と思っています。
お店の商品でオーソドックスのものをと言うのは、
お客様がさらに喜んでもらえるアドバイスです。

あなたが作ったものだから買いたいと買ってくれるお客様に
出会えるよう応援しております！