これ売ってください!と言われた時いくらで販売すればいいの?
生徒さんには店舗を出している方だけではなく、
SNSでレッスンで作ったチョコレートの写真をアップすると
「どちらで購入できますか?」と言われました。
と報告いただくことがよくあります。
また、友人にプレゼントした時にも
バレンタインの時にお金払うから10箱作ってくれない?
と依頼を受けたり、するそうです。
店舗やネットショップを持っていない生徒さんの
過去最高製造数は258箱でした。
もうお店でしょ!笑と思わず笑ってしまいました。
生徒さんから「いくらで販売すればいいですか?」と相談を受けます。
今回は値段の決め方についてお話ししていきますね。
赤字にしては絶対いけない
生徒さんはパティシエやショコラティエのようなプロではなく、
主婦やOLさんお菓子作りはしたことあるけど。。という方が90%です。
レッスンに通いチョコレートが作れるようになってから日も浅いから
自信がないとみなさんおっしゃいます。
確かに、人からお金をもらうということは
クレームなどがきたらどうしようと不安ですよね。
ただ、私から言わせていただくとお金を払ってレッスンを受講した。
つまり自己投資をして得たテクニック(技術)を使って作ったチョコレートですから
きちんと技術料をいただいていいと思います。
ボンボンショコラのスキルアップをしたいのであれば、
自主練で100個作るより、
10個渡せるレベルのものを!と緊張して作った方が
スキルアップは10倍速いです。
一応お店の目安として
材料費、製作費、箱代が20%
利益が80%になる値段が食品は一般的です。
ただ、それでも高くて不安と思うのならば
「この値段をもらえるのならまた作ってもいい!」
と思える値段で販売していきましょう。
とお伝えしております。
お店をする上で必要な損益分岐点
損益分岐点とは、
売上高と費用の額がちょうど等しくなる売上高または販売数量を指す。前者を損益分岐点売上高といい、後者を損益分岐点販売数量という。単に損益分岐点と言った場合、管理会計では前者を指し、経営工学では後者を指すことが多い。
ウィキペディア(Wikipedia)
売上高が損益分岐点以下に留まれば損失が生じ、それ以上になれば利益が生じる。このことから採算点とも呼ばれる。
例)1個100円のチョコレートを販売する場合、
家賃や人件費などチョコレートの売れ行きにかかわらず掛かる費用(固定費)と、
チョコレートの原材料の費用(変動費)に分けます。
固定費をまかなうためには何円のチョコレートを
何個販売すればいいのかを計算します。
この損益分岐点より上であれば、黒字になり
下になると赤字になる分岐点のことです。
例)では、1個100円としましたが、
材料費、製造費、箱代20%
利益80%になる値段を目安として設定します。
計算方法の公式はありますが、難しいですので簡単に計算してくれるアプリがあります。
”損益分岐点を計算する – TonTon”
製造費の算出の仕方は
時給2000円、ボンボンショコラ100個作るのに
待ち時間は含めずに3時間掛かった場合
2000円×3時間=6000円
6000円÷100=60円
つまり、1個あたりの製造費は60円になります。
損益分岐点は、店舗やネットショップを運営する上で
とても重要な分岐点です。
しっかり意識していきましょう♪
今回は簡単に値段の決め方の方法をお話しいたしました。
値段は一律ではなく、高いもの安いものがあると松竹梅の法則で売れていきます。
あなたとお客様お互いが嬉しいこと、幸せなことが重要です。
あなたの美味しいチョコレートが世界中に広がりますように。