テンパリング不要の簡単チョコレート
今回の記事では、テンパリング不要のチョコレートのお話をしておりますが、
最新の超簡単テンパリング方法の記事を更新しております!
美味しいボンボンショコラを作るための2つの壁という記事でもお話していますが、
ボンボンショコラ(生チョコレートをチョコレートでコーティングしたもの)
を作る上で多くの人が挫折してしまうポイント”テンパリング”
テンパリングをしなくても良いチョコレートがあります!
今回はそのチョコレートの使い方をお話していきます
そもそもテンパリングとは?
”テンパリング”とは
チョコレートの温度調節のこと。
これをしないと、出来上がったボンボンショコラの表面に
ブルームという白い筋ができたり、
最悪の場合、ビターチョコレートなのに白い粉が出てきます。
そうならないためにテンパリングという温度調節を行います。
テンパリングを知りたいという方はこちらの記事へ
絶対失敗しないテンパリング
ビターチョコレートだと
40℃まで温度を上げて、
25℃まで温度を下げて、
30℃までまた温度を上げないといけません。
その温度をきちんと満たしていないと
テンパリングは失敗してしまい、
最初からやり直しになってしまうのです。
テンパリング不要のチョコレートとは
テンパリング不要のチョコレートは、
”コーティングチョコレート”または、
”パータグラッセ”という名前で製菓材料店で販売しています。
植物油脂を多く含んでいるチョコレート
なのでチョコレートのブルームが出る前に
固まってくれます。
ネットでも製菓材料店でも販売していますし、
協会のネットショップでもお得に販売しております。
https://okashi-mania-shop.com/SHOP/2020_116.html
テンパリング不要チョコレートの良いところ・悪いところ
テンパリング不要チョコレート
の良いところは、もちろんテンパリングしなくてもいいところ!
そして、悪いところは本物のカカオの含有率が低く
代わりに植物油脂を使用しているので、
どうしても味が落ちてしまいます。
あとは、赤いハートのボンボンショコラを
作る場合、温度が高すぎたり、低すぎたりすると
赤い色素がうまく馴染まずに失敗してしまいます。
ですが、ボンボンショコラはプレゼントするにも喜ばれ、
そしてお店レベルの仕上がりになるチョコレートですので
まずは、このパータグラッセで作ってみて
いつかテンパリングにもチャレンジしてもらえたらと思います^^!
テンパリング不要チョコレートの使い方
こちらのチョコレートの使い方は
とても簡単!!
溶かして35〜36℃位を維持して
コーティングしていきます。
<溶かす方法>
電子レンジで600w1minを溶けるまで繰り返します。
1回1回ゴムベラで混ぜてあげないと焦げてしまうので注意して下さい!
<コーティング温度>
基本的に、何℃でもコーティングしていいのですが
コーティングする生チョコ(ガナッシュ)が溶けてしまいますので
35℃〜36℃くらいがオススメです。
手の甲に垂らして少し温かいくらいがその温度です。
冷たいと思ったら湯煎などで温めて下さい。
レッスンでもテンパリング不要チョコレートで代用OK!
お菓子マニアのチョコレートアカデミー協会の
チョコレートマイスター基本クラスの動画では、
テンパリングしたチョコレートを使っていますが
テンパリング不要のパータグラッセを使用して
ボンボンショコラを完成させられます^^!
赤いハートのチョコレートの場合は
パータグラッセの温度を35℃〜36℃で
流し入れて下さいね。
ちょっと相性が悪いみたいで、
赤い色素がくっつかない場合があります。
ぜひ、パータグラッセを代用して
お店みたいなボンボンショコラを作って
周りの方から「どこで買ってきたの?」なんて言われちゃって下さい♪