絶対失敗しないテンパリング
チョコレートの最大難所
「テンパリング」
このテンパリングで挫折する人が本当に多いです。
チョコレートで難しい場所は2つです。
「テンパリング」と「口どけの作り方」
協会のレッスンでも、この2つは覚えてもらうために
繰り返し繰り返しお話をしています。
そのくらい、チョコレートにおいて重要です。
この2つは5回以上練習しないと習得できないので、難しいです。
逆にいえば、5回以上練習すれば習得できます。
練習あるのみです!!!
絶対失敗しないテンパリングの温度
テンパリングを日本語で言うと「温度調節」です。
チョコレートの結晶型を綺麗な型にするために温度を調節します。
よくテレビでこんなことをプロがやっているのを
見ると思うのですが、
実際の現場ではしていません。
チョコレート屋さんには、
テンパリングマシーンがあります。
ボタン1つでテンパリングができますが、
200万円〜500万円してしまいますので、
ですので、レッスンでは水冷法という
氷水と温かいお湯でおこないます。
よくレシピ本やネットでは、
ビターチョコレートの温度は、
溶かしたチョコレートを40℃まで温め
27℃まで冷やし31℃まで温めます。と書いてありますが、
お菓子マニアのチョコレートアカデミー協会では、
1500人以上の生徒さんとのレッスンのデータをもとに
この27℃の温度での成功確率は30%だとお話しております。
講座ではビターチョコレートの場合
40℃まで温め、
26℃未満まで冷やし31℃まで温める。
26℃未満と設定しています。
テンパリングポイント!
【ビターチョコレート】
- 40℃→26℃未満→31℃
- 40℃→25℃未満→28℃
ここまで冷やすことで、
最終的な温度は31℃ではなく、
31℃~33℃までOKになります。
溶かしたチョコレートをボウルにいれ
氷水にうかべて少しつけて、
氷水から出して、
底の固まった部分を混ぜて溶かして
また氷水につけてを繰り返し、
26℃未満まで混ぜながら冷やしていきます。
26℃未満まで冷やしたら湯煎にかけ
31℃まで温度を混ぜながらあげます。
この時に34℃以上になってしまったら
最初からやり直しになります。
テンパリングが失敗する原因
テンパリングの多い失敗は、
・冷やしが足りない。
・温度が上がりすぎる。
この2つは上記の温度でやれば、解決します☆
ビターの場合26℃未満までやれば確実ですし、
冷やしをしっかりすれば最終的な温度の幅は広がります!
失敗したチョコレートは、
冷やしが足りない場合は白いスジ(ブルーム)が、
温度が上がりすぎてしまった場合は白い斑点(ブルーム)ができます。
出てきたブルームの種類を見て自分の癖を知りましょう!